結婚後について

いつかは終わりが来るのが同棲です。めでたく結婚することで、発展的な解消に至るのが最も望ましい終わり方でしょうが、果たしてどれくらいのカップルがそのようなエンディングを迎えることができるでしょうか。それとは逆に結婚をしないという決断をしたのであれば、残念ではありますが別れる時が来たのかもしれません。

それを切り出すには相手を傷つけない思いやりが必要です。自らは心配りをして別れ話をしたつもりでも、相手が感情的になることが往々にしてあります。人間誰しも感情があり、自分の意図しないことに遭遇すると、怒りや悲しみを覚えるものです。それが予期していない別れ話などとなると、怒りや悲しみに加え喪失感や失望感、果ては絶望感まで持ってしまうものです。

そしてそれが感情を爆発させることになり、場合によっては修羅場に至ることも。相手を傷つけることなく無難に別れるには、少なくても自分の気持ちをしっかり伝えて、わかって貰う努力をすべきです。そのための工夫として、相手の目に触れないところで、荷物をまとめておき、部屋以外の場所で別れ話を切り出すことです。場所を変えるのは相手が感情的になることを抑える目的があります。

それと大事なことは、別れたいと思っているけどどうしようなど、この期に及んでするべきではありません。別れると決心したなら最後通告という形で十分です。未練が残るようなことを言っては余計に相手を苦しめることになります。そして、その場を立ち去り部屋へ戻り荷物を取ったら風のように消えるだけです。その際、部屋の鍵をおいておくことを忘れてはいけません。

と、書くとまるで映画のワンシーンを観ているようですが、ポイントは別れたいと思っている方が出て行くということ、別れ話を切り出す前に荷物をまとめておくこと、別れ話は最後通告であるということ、以上を心がけておけば少なくても修羅場には至らないということです。